幸せのレシピ
このブログでは最終的に次の3つのアイテムを手に入れることが目標です (◍•ᴗ•◍)。
「BEの幸せ」と「QOL」を意識することで人生はもっと豊かになる
少ないお金で幸せに暮らすためには、次の2つの考え方を意識することがとてもたいせつです。
1.BEの幸せ・・・すでにそこにあるものに対して感謝できる幸せです。
お金がないから、時間がないから、体力がないから、能力がないから、学歴がないから、
美貌がないから、センスがないから、〇〇がないから、列挙すればキリがありません。
この思い込みがあなたの幸せを大きく阻んでいます。
健康な体、帰る家、仕事、食べるものがある、そばにいてくれる友達、道路脇に咲く花、
青く澄んだ空、暖かい太陽、感じの良い店員さん、街をきれいにしてくれる清掃員のみなさん、
私たちが心地よく感じる生活はたくさんの人たち、その基盤を提供してくれる大自然の力で
成り立っています。ほとんどの人はやがて当たり前のように感謝することを忘れてしまいます。
「ありがとう」という言葉は言った方も、言われた方も嬉しくなれる魔法の言葉です。
これは人だけに限りません。私は自分の持ち物にも言います。たくさん使いましょう 。
そしてそれに気付ける自分にも「ありがとう。」と言ってあげてください (◍•ᴗ•◍)。
ないものをねだって落ち込むより、今あるものに目を向けた方がずっと幸せです。
幸せへの方程式: 今ある環境、そばにいてくれる人、持っているものにフォーカスする
2.QOL・・・生活の質を高めることが幸せな人生へつながるという考え方です。
クオリティ・オブ・ライフの略で、生きがい、健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な
住まい、十分な教育、レジャーなどの観点から計られる人生の幸福度、生活の満足度を指します。
ここではQOLを高めるための具体的な手順を紹介します。
STEP 1 : 自分にとって何が嬉しいと感じるか、何が悲しいと感じるかをノートに書く
ノートの左側に嬉しい、楽しいと感じること、自分にとってプラスの気持ちになれることを書きます。
ノートの右側に悲しい、つらいと感じること、自分にとってマイナスの気持ちになることを書きます。
思いつくまま書いてみましょう。誰も見ません。あなただけのノートです。
これまでの先入観はいったん全部忘れて、今のあなたが感じるままに書きましょう。
たいせつなのは自分のこころに素直に従うことです。
STEP 2 : ゴールを明確にイメージする
自分はどうなりたいか、自分がどういう人生を望んでいるかを具体的に思い浮かべてみましょう。
この仕事に就きたい、この人と付き合いたい、この国へ行ってみたい、こんな容姿になりたい、
このホテルのコースを食べてみたい、といった現状を今より良くしたいという願望もあれば
家庭や学校、会社など今あるつらい環境から解放されたい、たばこを止めたい、痩せたい、
借金を早く返済したい、などのマイナスを補いたいという気持ちからくる願望もあります。
そしてそれをどうして叶えたいか、なぜそうなりたいか、その行動は何のために行うものなのか、
「こうなりたい」という強いイメージが持てたなら、それがあなたが目指すべきゴールです。
関連記事:お金があったらできること、人間2つの行動原理、欠けるを埋める原理
STEP 3 : ゴールから逆算して「今」できることを考える
ゴールがしっかり見えた次の作業は、今の自分がもっているものを整理することです。
足りていないもは何か、今手元にあるものを上手く生かせないかどうかを考えてみましょう。
物質的なものだけでなく、集中力や忍耐力、笑顔など、抽象的なものも含めます (◍•ᴗ•◍)。
その仕事に就くためには〇〇の資格が必須 → 資格の勉強を始める
上手く話せるようになりたい → コミュニケーション関連の本を読んでみる
今のつらい環境から脱出したい → 考える視点を少しずらしてみる、誰かに相談してみる
ほしいものがあるがお金が足りない → 断捨離で工夫できないか考える
ここでひとつ注意したいことがあります。
「あれもイヤ、これもイヤ、でもこれはしたい」仮にこんな自分都合の考えであれば達成はむずかしく
「本当はいやだけど、手に入れるためにはここは踏ん張らないといけないな」と思える人は近づけます。
何かを手に入れることは、何かと引き換えです。
関連記事:ノーペイン・ノーゲインの法則、人生とは究極のRPG
STEP 4 : 使える資産の上限とスケジュールを決める
なりたい未来が具体的にイメージできて、今やるべきことがわかりました。
自分の持ち物に上限がある限り、その中でゴールに近づける方法を探していく方が現実的ですよね。
基本的なポイントは次の3つです。
- 今ある中でやりくりする・・・今あるものでどれだけ工夫できるか、楽しめるかに知恵を絞りましょう。
- 最初に決めた上限を超えない・・・目的達成のために無理をして貯金や体調を崩すのは本末転倒です。
- 必ずゆとり(予備)を設ける・・・予定通りにいかないことも想定した上で、ここで調整します。
いつまでにどれくらいの時間、お金、労力なら費やせるか「ここまでなら大丈夫」リミットを決めましょう。
関連記事:人生5つの資産、ロードマップを作ろう
STEP 5 : 欲望にプライオリティ(優先順位)をつける
いよいよ最後のSTEPです。次はその中に優先順位をつけていきます。
どうしても譲れないもの、よく考えたらそんなに重要でないものが発見できると思います。
番号をつけて振り分けていき、STEP4の上限内に収まるよう取捨選択して調整していきます。
途中わからなくなったらSTEP1に戻って見直しましょう。
私自身も何十回とやっています。年齢が変われば考え方も求めるものも変わってきますからね。
私はアナログ人間なので紙ノートを使いますが、この「書き出す」という作業は頭を整理し、
自分を客観的に見ることができるのでとても有効なツールだと思っています。
関連記事:QOLとBEの幸せ、購買欲に打ち勝つ1週間ルール
「BEの幸せ」を知り、「QOL」を意識することは、今そばにある・いてくれるものに感し、自分を客観的に見つめなおし、自分をたいせつにするということです。それはあなたにしかできないとても価値のある作業なのです (◍•ᴗ•◍)。
「賢く節税」して「しっかり老後資金」を作っていく
お金を増やすには、収入(入ってくるお金)を増やして、支出(出ていくお金)を減らすのが基本です。
そして今度はその貯まったお金にも働いてもらい、育てていくのが投資です。一つの目安として、
おひとりさまの場合は300万円が貯まったら投資を始めるのに良いタイミングとされています。
STEP1 : 貯蓄額100万円 - 貯金する習慣を身につける。
STEP2 : 貯蓄額300万円 - 働けなくなった場合に備えて生活防衛資金を確保する。
STEP3 : 生活費10万円/月で生活できるように家計を見直し支出をコントロールする。
STEP4 : 積立NISAやiDecoをフル活用し、節税しながら手堅く足場を固める。
STEP5 : それ以上にゆとりができてきたら個別株や他の投資も検討してみる。
多くのFPが推奨するのは積立NISA+iDecoのフル活用です。
積立NISAの流動性とiDecoのガッチリ運用で節税効果を最大限に生かせる最強タッグです。
仮に40歳からNISAとiDecoを足して毎月56,000円を60歳までの20年間、
利率4%で積み立てた場合、元本13,440,000+運用益(複利)7,167,843円=
20,607,843円となり理論的には老後2,000万円問題は一挙解決します。
2022年度の改正でiDecoは加入年齢・運用が65歳まで広げられました。
さらに2024年には積立NISAが大幅にリニューアルされます。NISAは金融庁の基準を
満たした商品が中心ですので初心者にも向いています。活用しない手はありません (◍•ᴗ•◍)。
このブログは月10万円で生活する=支出をコントロールすることを第一としていますが、生活保護に
頼らず、自分自身で安心な老後生活に備えることも目標としていますので、生活防衛資金が確保でき、
かつ10万円以上の余裕資金ができたら少しずつでも積極的に投資に目を向けていきたいですね。
関連記事:やなきゃ損!積立NISAとiDeco活用
支出を上手にコントロールし、余力はどんどん未来へ投資しましょう。少ないお金を育てるには時間を味方につけることが必須です。始めるのは早ければ早いほど◎です (◍•ᴗ•◍)。
「予定外」を「想定内」に変える ”変化に対応できる能力”を身につける
人生100年時代と言われる現代で、いつからか「長生きリスク」という言葉が生まれました。
FPにとって「生きるには働き続けるしかありません。」というのは最も残酷なアドバイスです。
そこで知っておいてもらいたことは、どんな時代でも生き残れる者とは ”変化に対応できる者” です。
物事は最低でも2つの側面から見るようにします。何事もメリットとデメリットが存在します。
それをどこまで許容範囲とするか(受け入れられるか)、これがリスク管理の基本の考え方です。
パっと思いつくだけでも近い未来にこういった動きがますます顕著になると思われます。
- AIやコンピューター化がますます進み、機械的な仕事はどんどん置き換わっていく。
× 単純労働しかできない自分はそのうちAIに仕事を奪われてしまうかもしれない。
◎ 農業や介護など人手不足の業界では大きな労働力となる。実際に人口衛星からの温度管理や自動運転
可能なトラクター、重労働を要する介護ロボットの開発は進んでおり、人間の仕事はぐっとラクになる。
→ 機械が得意なところは機械にまかせ、自分は人間にしかできない仕事を考える。
- 地球の気候変動が活発になり、SDGSの考え方がもっと浸透し、エコロジカルな業種が伸びていく。
× 従来エネルギーからの代替が進んでいき、生活習慣の大幅な見直しが迫られる可能性もある。
◎ 人や環境によりよい製品やアイデアがどんどん生み出され、これまでの消費活動や扱い方が変わる。
→ 周囲への思いやり、ごみの減量化や節水、自転車通勤など個人でもできることから取り組んでいく。
- 国民全員に月数万円支給(ベーシックインカム制度)が検討され、全体的な生活満足度が上がる。
× 限りある財源の中で社会保障が手薄になり、働かない労働層が増える可能性がある。
◎ 多少の生活基盤への安心が得られることにより、逆に労働意欲がアップしたという結果もある。
→ ベーシックインカムで最低限の精神的安定を得て、平行して自分自身で稼ぐ力も磨いていく。
- 2040年に日本人口の約46%が独身者となり、ファミリー向け商品・サービスが売れなくなる。
× 大型施設や3LDKマンションなどの需要が減り、債務率・維持費が深刻化、孤独死が増加する。
◎ おひとり様向けサービスがどんどん生み出され、オンライン上のコミュニティが活発化する。
→ 一人でも楽しめる趣味を見つけ、無理のない範囲で地域イベントなどへ参加する。
- ”組織”ではなく、よりいっそう”個”の活動が活発化・評価される時代になっていく。
× 会社員や結婚が安定・一人前という従来の考え方に依存してしまうと社会から取り残される。
◎ SNSの発展によりオンラインで完結、CtoC (個人対個人)が主流になり個人でも稼ぎやすくなる。
→ 組織に属することでのメリット・デメリットを自分なりに考え、最終的には個人力を高めていく。
関連記事:ベーシックインカムの未来
たいせつなことは視座(モノを見る視点)を養い、想像力と行動力を育てることです。
この積み重ねが自分自身の質(人間力)を高めます (◍•ᴗ•◍)。