はじめまして。
はじめまして、管理人のtamakiと申します (◍•ᴗ•◍)。
ブログをご覧頂きありがとうございます。
ご興味をもってくれた方に私のことを少し紹介したいと思います。
私は関西で愛猫と暮らしているアラフォーのおひとり様です。
これまでの転職回数13回、20年近く非正規として働いてきました。
もともとは中高生になった甥っ子たちにお金と上手に付き合える人生を歩んでほしい、
これまでの失敗や経験を通じて、過去の自分に伝えたい私らしい幸せの見つけ方、
そういったことを残していこうという想いから作ったブログです。
当てはまるものがあれば、ぜひ気軽に読んでみてくださいね (◍•ᴗ•◍)。
・ 現在ひとりで生計を立てて生活をしている人
・ 少ない収入でも自分らしく生きていきたい人
・ 会社員として働き続けるのが困難に感じる人
私の実家は漫画にでてくるような築30年を過ぎた木造の賃貸アパートでした。
高校1年生の4月からアルバイトを始め、19歳から一人暮らしです。
最初に就職した会社はIT関連のベンチャー企業でした。
しかし入社3年後、経営悪化の末、社長が失踪し倒産しました。
「正社員は安泰」という概念は初っぱなから打ち砕かれました。
当時はまだなんの知識もなく、雇用保険のことなんて考えることすらありませんでした。
生活があったのですぐに仕事を斡旋してもらえそうな派遣会社にいくつか登録します。
とりあえずなんとか食いつなぐことはできましたが、ここから私の非正規人生がスタートし、
23歳から派遣社員として、商社、金融、通信、物流と様々な業界を渡り歩くことになります。
非正規として働いている間、派遣切りに2回遭い、パワハラやモラハラに耐え切れず
半年で辞めた会社が4つあります。
派遣は当初の契約から時給が上がることはほどんどないので、20代の頃の年収はおおむね
250万円前後、手取りだと月に17万円切るかどうか。一人暮らしでは心許ない金額です。
賞与、昇給、退職金なし、当時は交通費もありません。ここから住民税や定期代も捻出します。
正社員から派遣社員へと働き方が変わったことでお給料は数万円下がりました。
この先ずっと非正規だったらどうしよう。人生いつ何が起こるかわからない。
そこで万一に備えて、何か実用的なスキルを高めておかねば!と思い立ちます。
26歳の私が出した答えは簿記の資格を取ることでした。
お金がなかったので本屋さんに行って参考書と問題集を買い、独学で簿記3級、2級と取得しました。
働きながらでしたので1年ほどかかりましたが取ってよかった資格の筆頭です。簿記を学ぶと今手元に
どれだけの資産と負債があって、どれだけ自由に使えるお金があるかを把握できるようになります。
私はまず上限額いっぱいに使っていたクレジットカードのリボ払い30万円を一括清算しました。
当時の貯金残高はわずか20万円ほど、ここが私のスタートです。
これをきっかけに真剣にお金との向き合い方を改め、家計簿をつけて先取り貯金を始めます。
しかし27歳になった頃に、ある不安が頭を過ります。このまま一般事務として働き続けられるか?
パソコンを使えるのが当たり前になったこの時代に30歳を超えた自分はどこまで必要とされるか?
そこで学生のころに目指していた世界と関わる仕事がしたいという原点を思い出し、ある専門の資格を
目指します。当然英語力も必要でしたが自分は頭がいい方ではなかったのでTOEICも何度と受けました。
14度目の試験にしてようやく合格ラインに届き、やっと仕事の紹介が回ってきたのです。
私がやりたかった仕事に就くことができたのは28歳の時、社会に出てから10年近くを要しました。
会社員をする傍ら、いろいろ勉強を続けていくうちに会社員でいることのメリット・デメリット、
それ以外の選択肢もあるということを知り、一度しかない人生をできるだけ自分のこころに素直に
生きていきたいと強く思うようになります。
この時にそれらを何かで表現してみたいと思い、はじめたのがブログでした。
最初は無料ブログからスタートし、途中で挫折したものも多数あり、実はこのブログは8つ目です。
絵が絶望的に下手なので文章を書くという選択をしましたが、今は独自ドメイン、有料サーバーを使い、
HTMLやCSS、WEBデザインの基礎を学んでごく簡単なページなら編集できるようになりました。
専門学校に行ったこともなければ会社員としてはまったく別の仕事をしていましたから、けしてラクでは
ありませんでしたが、未来につなげるスキルを少しでも身に着けたいという気持ちが一番にありました。
書くことで頭の中を整理し、考える方向性、やり方を修正してはトライアンドエラーの繰り返しです。
そうして今は少しずつですが夢を叶えられるようになりました。
そして29歳になる月にある決断をします。
数カ月間だけ、思いっきり好きなことをやってみよう!と会社を辞めることにしました。
若い頃は貯金も少なく、猫がいるので長期間家を離れることもできず、諸々の条件を揃えるのに時間が
かかってしまいましたが、私は29歳を迎えてまもなく、人生で初めてバックパックを背負いました。
何にも誰にも縛られず、自分の責任と覚悟のもと、ただ自由に、思うように生きてみたい。
南米までの往復チケットは36万円。それまでの人生で一番高い買い物でした。
飛行機を3回乗り継ぎ、指差し会話帳と高山病の薬を持って標高4000Mにある絶景を目指します。
ずっと二次元の中でしか知ることのできなかった世界に、「自分の足で」たどり着けたという感動は
何ものにも代えがたく、達成感と言葉にならない感情からボロボロと涙がこぼれました。
その時の大変さは10年、20年経っても不思議なくらい鮮明に覚えています。
出発までは不安もたくさんありましたが、今は思い切って行動してよかったと心から思えます。
この英断はそれまでずっと曖昧だった「自分にとっての幸せが何か」を教えてくれたのです。
33歳を過ぎたころに節約生活の甲斐あって口座残高が700万円に近づきました。
これを機に貯金から少しずつ投資へと舵を切っていきます。
たまに、どうして若いうちに正社員を目指さなかったかと聞かれることがありますが、
これまでは「やりたいことがあったから」と答えてきました。これは半分は本当です。
しかし36歳の時、あることがきっかけで自分がHSPだと知ります。
「あぁ、今までの生きづらさの正体はこれだったのか。」と妙に腑に落ちたのです。
毎日帰ってから一人反省会、誰かの一言に一喜一憂してイライラして眠れなくなったり、
つらいことがあっても、こういう環境でこういう経験をしたからこんな性格になったんだと
自分を無理やり納得させ、気力を振り絞って会社のビルに吸い込まれていく日々。
そんな私でも中には正社員のお話をくれた会社がいくつかありましたがすべて断りました。
良くも悪くもモノゴトを人の5倍感じやすいHSPにとって、正社員になることは精神的な
負担が大きく感じ、心の奥底の私がそれを望まなかったのだと思います。
自分の性格や将来的に求める働き方と一般的に安定とされる「正社員」を天秤にかけたとき、たとえ
収入が少なくても自分に合った生き方を選びたい、むしろそういう選択しかできないと思いました。
HSPとは・・・
ハイリー・センシティブ・パーソン(Highly Sensitive Person) の略で、感受性が極めて高く繊細な人達を指す。病気ではく生まれ持った気質であり、現代では5人に1人がHSPだと言われています。
そして同年、世界恐慌ならぬ、自分史上最大の金融ショックが立て続けに起こります。
投資詐欺に遭い、ここ3年で私が投資してきたほぼすべての案件が吹っ飛んだのです。
損失は数百万に上り、あまりのショックでしばらくごはんも喉を通らず、2年ほど死んだように
生きてました。呼吸をするのもしんどかったほど何をしてても頭の中はそのことばかり。
悔しさ、無力さ、無知さへの後悔、自分に対する憤り、とにかく黒い感情でいっぱいでした。
警察に被害届も出しましたが残念ながらどうあがいてもお金は戻ってきそうにありません。
私は自分で一生懸命働いて汗水垂らして貯めてきた7年分の貯金を失ってやっと気づきます。
世の中にはずる賢い人間がたくさんいる。詐欺師は人を騙すプロです。手口も進化しています。
それを見抜けなかったのは自分の無知さ、他人の煽り文句になんとなく乗せられてしまい自分で
情報の発信元を確認しなかった甘さ、「自分に限っては大丈夫」という根拠のない自信。
今だからわかります。お金に対してとても失礼なことをしたと思います。
唯一の救いだったのは生活防衛資金には一切手をつけなかったこと、
最初に決めたリスク資産への配分上限を守ったことでした。
改めて初心に戻り、お金についてきちんと基礎から学び直そうと決意します。
お恥ずかしながら私がFPを目指そうと思った理由はこれらの出来事がきっかけです。
なんとか平常心を取り戻しつつあった38歳、今度は年齢という抗えない壁にぶつかります。
私は生まれつきの病気があって、自身の体力や精神的な面からも立ち止まることが増えました。
20代の頃は仕事に対するやりがいや、憧れの業界で働いているんだというのが自負でしたが、
年齢を重ねるごとにそれは少しずつ変化し、心穏やかな働き方を望むようになっていきます。
そして39歳の半ばに、想定より早く介護離職をすることになり、過去の辛い経験から
少しでも長く傍にいてあげたいとの一心で、長く勤めた会社を去ることになりました。
この続きは本章で書いていきたいと思います (◍•ᴗ•◍)。
今ではたくさんのSNSで個人が気軽に発信できる時代になりました。
私はアナログ人間で絵も上手とは言えませんが、昔から文章を書くことは好きでした。
せっかく家にいる時間が増えたので、これを機に人生の整理をしようと思い立ちます。
卒業アルバムからプリクラ帳、学生時代に書き溜めていた小説や日記、幼い未来予想図。
そして40歳を節目に、はじめてエンディングノートというものを作りました。
ライフプランからキャッシュフロー表、自分年表など具体的に文字を起こしているうちに
驚くほどやりたいことがあって、まだまだワクワクできる貪欲な自分に気付きました。
エンドロールまでの残りの時間を、自分はどんなシナリオで生きていきたいだろう。
子どものころの自分に胸を張って会いに行ける自分でありたい。そう思ったのです。
私もまだまだ道半ばですが、そんな自分の失敗や経験談なども含めていろいろ書いて
いけたらと思います。頑張っていきますのでどうぞよろしくお願いします (◍•ᴗ•◍)。
tamaki
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